Ledgerを選ぶべき理由?
Mel Nahas:ハードウェアウォレットの選択肢は複数ありますhが、Ledgerを選ぶべき理由は?
1つめの理由は、チップです。 これは、セキュアエレメントと呼ばれるものです。
バイオメトリックパスポートや銀行のカードにのみ使用されている技術がベースになっています。
Ledgerデバイスは、「マイクロエレクトロニクスの世界的リーダー」であるST Micro社のセキュアエレメントを採用しています。 このチップは独自の保護メモリを搭載しており、画面やボタンを直接制御します。
また、このチップにはLedgerが自社開発した「BOLOS」オペレーティングシステムが搭載されています。
Ledgerデバイスでは、「WHAT YOU SEE IS WHAT YOU SIGN(画面に表示されている内容=署名する内容)」であることが保証されているため、安心してトランザクションに署名することができます。
スマートフォンでは、画面に表示されている内容と、実際に行われる処理が同じかを確認することはできませんが、Ledgerデバイスであればそれが可能です。
他のチップでも同様の安全性が確保されています。 そして2つめの理由。 攻略不可能な要塞はありません。 そのため、Ledgerは「Donjon」と呼ばれる自前の攻撃ラボに投資しています。
攻略不可能な要塞はありません。 そのため、Ledgerは「Donjon」と呼ばれる自前の攻撃ラボに投資しています。
そう、Ledgerは自社製品や競合他社製品を「壊してもらう」ためにお金を払い、業界全体のセキュリティの水準を高めようと努力しているのです。 泥棒よりも先に、セキュリティの弱点を見つけることが肝要だからです。 脆弱性が見つかった場合、Ledgerは責任ある情報開示を行い、影響を受ける企業に通知することで、最終的に攻撃内容が公表される前に各企業がパッチを適用できるようにしています。 Donjonをご案内したかったのですが、撮影クルーはおろか、私も入れてもらえないほど厳重に管理されている場所なのです。
この撮影も、攻撃ラボから200kmも離れたカフェテリアで行われています。
残念ながら、他のハードウェアウォレットの弱点の多くはその「アーキテクチャ」に起因するため、製品の根本的な性質を変えない限り、修正する方法はありません。
たとえば、ソフトウェアウォレットは、ある程度のハッキング技術があれば誰でも破ることができます。 ソフトウェアウォレットは、インストールされているスマートフォンやコンピュータのセキュリティに依存しています。したがって、ソフトウェアウォレットに重要な資産を保管すべきではありません。
これが、Ledgerデバイスが最も多く選ばれている理由です。
次に、Ledger Liveを使ってLedger Nanoを最大限に活用する方法を紹介します。