チェックすべきブロックチェーンゲームTOP5

ゲーム好きの人間にとって、ブロックチェーンはまさに夢のテクノロジーです。 では、ゲーマー向けの最新のブロックチェーン関連情報を詳しく見ていきましょう。

椅子から転げ落ちたり、稲妻に打たれたようなショックを受けたり、眼球が飛び出そうなほど目を見開いたり…これらはすべて、私たちが好きなゲームを夢中でプレイしているときに経験したことです。 過激なゲーマーの場合、ミッションに失敗したときに、パソコンやテレビの画面を破壊したり、コントローラーのワイヤーを引きちぎったりすることさえあります。

真のゲーマーが、ゲームに注ぐ情熱は並ではありません。 ですが、恋人よりも夢中になって長時間遊んだ(これは秘密にしておきましょう)ゲームでも、そのゲームから何か見返りを得られることはあるでしょうか？ 大きな収穫は無いはずです。 その理由とは？ では見てみましょう。

ゲーマーの苦境とゲーム業界

今日、ゲーム業界の収益は、映画・スポーツ業界を合わせた収益を上回っていますが、一般的なゲーマーがゲームをプレイするだけで収益を得られるわけではありません。 ゲームに関するあらゆるものが、開発者の手の中にあるからです。

PUBGのプレミアムプラン、Fortnite(フォートナイト)のスキン、FIFAのパックなどに今までどれだけのお金を使ったか、自分に問いかけてみてください。 その見返りに、実生活に役立つような報酬を得たことはありますか？ 確かに、お金を払ってクールなアイテムを買えば、プレイ体験はさらに充実するでしょう。でも、それだけで良いのでしょうか？

現在、私たちがプレイしているゲームの多くは、スキンやキャラクターなどのゲーム内課金によって収益の大部分を生み出しています。 しかし、これらのゲームは、ゲーム内の資産の所有権をプレイヤーに譲渡してはくれません。 ゲームの外で資産をリアルマネーで取引することはおろか、資産を所有していることさえ証明できません。 ゲームの経済のすべての中心は、プレイヤーではなく開発者なのです。

それを変えてくれるのが、ブロックチェーンゲームです。 ブロックチェーンゲームの世界では、プレイヤーがその経済の中心になります。 ゲームというものの本質的な価値を高め、プレイヤー1人1人に真の利益を提供することができるのです。 しかし、ブロックチェーンゲームとは具体的にどういうものなのか。そして、普段私たちが遊んでいる従来のゲームとどう違うのでしょうか。

ブロックチェーンゲーム：クールな新参者

従来のゲームの概念に飽き、変化を求めた者たちは、ゲームの再定義へと乗り出しました。 開発者たちは今、ブロックチェーン技術を核とした、プレイヤー中心型のゲームを制作中です。

ブロックチェーンゲームは、まったく新しいゲームの概念のように思えるかもしれませんが、実際には違います。 単純に、ブロックチェーン技術をバックグラウンドで活用し、より没入感あふれるゲーム体験を提供するゲームのことを指しているのです。

このようなゲームは、ブロックチェーンを使ってゲーム内経済を動かしています。 ゲーム内で購入したアイテムは、アイテムのレアリティを問わず、すべて(非代替トークンとして)ブロックチェーンに登録されます。

つまり、アイテムの所有権は公的に記録され、いつでも証明することが可能だということです。 さらに、これらの 資産はデジタル資産のマーケットプレイスで実際の価値を持ち、他のプレーヤーと実際のお金で取引することができます。 ゲーム内のアイテムを、実際のお金とトレードできたらとてもクールですよね？

例えば、全世界で100人のプレイヤーにしか発行されなかったFortniteのスキンを所有しているとしましょう。 現状では、そのスキンに実際の金銭的な価値はありません。 Fortniteがブロックチェーンゲームだったら、こういったスキンの独自性や希少性に、計り知れないほどの金銭的価値が生まれたはずです。 そして望めば、そのスキンをデジタル資産のマーケットプレイスで実際のお金と交換することもできたはずなのです。

ブロックチェーンゲームでは、そのコードでさえもオープンソースであることが多く、世界中の開発者が共同でゲームのコーディングを行うことができます。 そのためブロックチェーンゲームの場合、それを管理する中央組織の存在なしに、世界に通用する高品質なゲームを開発することが可能です。

ブロックチェーンゲームの基本を押さえたので、これらのゲームの中で最もエキサイティングなものをいくつか見てみましょう。

ブロックチェーンゲームが大ブレイク

Sorare

サッカーはおそらく、世界で最も熱狂的なファンを持つスポーツでしょう。 そしてSorareは、サッカーファンの熱狂を活用したEthereumブロックチェーンベースのゲームです。

このゲームでは、プレイヤーが好きなサッカー選手のNFTカードでチームを編成し、大会で競い合うことができます。 しかしこのゲームの大きな利点は、勝利したプレイヤーが実際のお金で報酬を得られることにあります。 このゲームはすでに、世界126以上のクラブチームと提携を結んでいます。

Upland

Uplandも非常に人気のあるブロックチェーンゲームです。このゲームでは、ユーザーが現実世界の住所とリンクされたバーチャル不動産を売買できる地球上のメタバースを提供しています。 このゲームではサンフランシスコとニューヨークの都市がマッピングされており、ユーザーはこれらの都市でバーチャル不動産を購入し、売りに出すことができます。

プラットフォームのネイティブトークンであるUPXを使って購入したバーチャル不動産は、新たに発行されるUPXトークンの形で受動的な収益を生み出します。 でも、ちょっと待ってください。これは単なるゲーム内のお金ではありません。 獲得したUPXトークンは、他の暗号資産に簡単に交換・売却することができるのです。 つまり、不動産はバーチャルでも、そこから生まれる収益は決してバーチャルではありません。

Alien Worlds

Alien Worldsは、その名の通り、宇宙の遥か彼方の惑星を探索することがテーマのゲームです。 このゲームの舞台は2055年。あなたは探検家として他の惑星へと向かい、Trilium(TLM)という貴重な資源を採掘しなければなりません。

Trialiumの採掘中、プレイヤーは様々なタイプのNFTを獲得することもでき、それらのNFTはゲーム内で色々な用途に使えます。 プレイヤーはその資源を使い、より多くのTrialiumを採掘、あるいはより多くのNFTを発見できるように、装備を充実させることができます。 また、他のプレイヤーとのバトルや、他のゲーム内アクティビティに興じることもできます。

Clash of Coins

Clash of Coinsは、ブロックチェーンを利用した初の多人数同時参加型リアルタイム戦略ゲーム(MMORTS)です。 MMORTSは、巨大な仮想世界で多数のプレイヤーが交流したり、競い合ったりするゲームとなっています。

Clash of Coinsでは、プレイ開始前にクランに参加するよう求められますが、これは基本的にBTCやETHなどの暗号資産のことを指しています。 つまりゲーム内に、それぞれの暗号資産を防衛するさまざまなクランが存在するということです。 各クランのプレイヤーは、ゲーム内の国々の領土を獲得しようと互いに競い合います。

あるクランが1つの国全体を占領した場合、その後30分間、他のクランはその国を占領できなくなります。 そして、クランはその功績に対する報酬をETHトークンで受け取ることができます。

Neon District

数回の延期を経てNeon Districtがついにローンチされ、サイバーパンクの熱狂的ファンたちに暇つぶしになる面白いコンテンツを提供しました。

Neon Districtは、反体制派のグループが独裁政権と戦う、ディストピアの未来を舞台にしたRPGゲームです。 プレイヤーはバトルをしながら、近未来的なキャラクターやギアなどのアイテムのNFTを集めることができます。 これらのNFTは、Polygon(旧称：Matic Network)上のデジタル資産マーケットプレイスでトレードが可能です。

ブロックチェーンゲームの未来へ

ブロックチェーンゲームの始まりは小さなものでしたが、飛躍的な進歩を遂げ、現在では大きな成功を収めつつあります。 Ubisoftのような大手ゲーム企業でも、ゲームにおけるブロックチェーン技術の実験を開始しています。

他の大手ゲーム企業がこの流れに乗るのも時間の問題でしょう。 ほとんどのゲームがプレイヤーに対して実質的なインセンティブを提供し、ゲーム業界全体がさらにプレイヤー重視になる日もそう遠くはないでしょう。 ついに！

知識は力となります。今後も学び続けましょう。 暗号資産やブロックチェーンの理解を深めるために、School of Blockの動画をご覧ください。 Play to Earnについて。