暗号資産スワップとは何で、どのように行えるのでしょうか?
重要なポイント: |
— スワップとは、BTCはETHにスワップするなど、ある暗号資産を別の暗号資産に交換することを指す — 暗号資産のスワップは、利益を上げたりポートフォリオを多様化するなど、さまざまな理由で利点がある — 暗号資産のスワップにおいて、最も一般的な方法は取引所だが、利用に制限が加えられる — Ledgerのスワップ機能では、完全な所有権を保持したまま暗号資産をスワップできる |
暗号資産のトレードは、暗号資産の世界ではかなり一般的な行為です。 スワップとは何か、なぜ暗号資産所有者にとってスワップが有用なのかを見てみましょう。
暗号資産のスワップとは?
暗号資産は、今までに一体いくつ存在していたか考えたことはありますか?数百種類でしょうか?もしくは1000種類?驚くことに、CoinMarketCapによれば、今まで存在した暗号資産の数は7000以上にもなるそうです。 これだけ選択肢があれば、新しい暗号資産を試してみたくなるかもしれません。 どのような方法があるのでしょうか?
嬉しいことに、 スワップをすれば別の暗号資産と簡単に交換することができます。 スワップとは、すでに持っている暗号資産を別の暗号資産に交換することを指します。 その仕組みとは?
例えば、現在Ethereumを持っていて、代わりにBitcoinを手に入れたいとします。 それを行うためのサービスが存在します。 スワップサービス業者の手を借りれば、手持ちのEthereumをほぼ同じ価値のBitcoinと交換することができます。 例:
10 Ethereumをスワップサービス業者に送ると、Bitcoinに交換してもらえます。 このケースでは、 10 ETHが0.34 BTCにスワップされました。
スワップにはどのような利点があるのでしょうか?
ここまでで、暗号資産のスワップについて学びました。 しかし、そもそもなぜスワップをするべきなのでしょうか? 暗号資産を処分し、別の暗号資産を手に入れることに一体どのような意味があるのでしょうか? さっそく見ていきましょう。
利益を得るため
お金を稼ぐため。 それが嫌いな人はいるでしょうか? 暗号資産は価格の変動が激しいため、トレードでかなりの利益を上げることが可能です。 市場のタイミングを見定めることができ、運が良ければ、暗号資産を適切なタイミングでスワップして、大きな額を稼ぐことができます。
ポートフォリオの多様化
誰もが大幅な価格変動を望んでいるわけではありません。 通常、リスクに対して優れた対処法だと考えられているのが分散投資です。 多くの暗号資産を少しずつ持つことで、価格下落の影響の軽減が期待できます。
不労所得
何もしないでお金がもらえるとしたら、どうでしょう? 特定の暗号資産ではステーキングに対応しており、さらに行動を起こす必要もなく、より多くの暗号資産を得ることができます。 それを試すために暗号資産をスワップすることもできます。
ただし、注意が必要です!
暗号遺産のトレードは、常にリスクが高くなります。ここでのリスクとは、セキュリティに関することではありません。 市場のタイミングを正しく見定められれば、かなりの利益が得られる、という話を覚えていますか? それは、一歩間違えれば多大な損失が発生するということでもあります。 基本的なルールとして、失っては困る金額を投資やトレードしないようにしてください。また、事前に充分な調査をすることも重要です。
それに加え、暗号資産のスワップには通常手数料が発生します。 スワップ後に得られるリターンは、わずかに価値が下がるのですです。
さまざまなスワップ方法
一般的なスワップ方法:取引所
スワップは暗号資産の世界ではかなり一般的な行為ですが、一体どのように行えるのでしょうか? ほとんどの場合、取引所を利用して暗号資産を別のものとスワップすることになります。
始めるには、まずアカウントを作成し、個人情報を入力します。 その後、暗号資産をプラットフォームへ送信してスワップを開始します。 例えばEthereumをBitcoinに交換するなど、スワップが完了すると、新しく受け取った暗号資産は取引所のプラットフォームで受け取ることができます。
そこで問題となるのは、暗号資産を取引所に送金してスワップする場合、資金の自己管理ができなくなるということです。 この場合、暗号資産はその取引所の手に委ねられます。 つまり、取引所によって暗号資産の管理が制限される可能性があるのです。
このように、取引所を通じて暗号資産をスワップする場合は、資金を取引所に預けることとなります。 暗号資産をプラットフォームから持ち出さなければ、取引所が引き続き資産を管理し続けます。
非カストディアルの取引所
非カストディアルという言葉は聞きなれない方も多いと思います。これは「利用する取引所が、プラットフォームで利用者の暗号資産を保管しない」ということです。
仕組みはとてもシンプルで、ある暗号資産を送金すると、その暗号資産が指定アドレスに別の暗号資産を送り返してくれます。 つまり、暗号を取引所資産の手に委ねる必要はありません。
Ledgerでのスワップ
パートナーのChangelly、Paraswap、1inchとの提携により、Ledgerのソリューションで直接暗号資産をスワップすることができるようになりました。 これを行うには、ハードウェアウォレットを用意して、Ledger Liveをダウンロードする必要があります。 しかし、これはその他のスワップ方法とどのような違いがあるのでしょうか?
従来の暗号資産取引所とは異なり、スワップしたばかりの暗号資産をすぐに自分で完全に所有することができます。 取引する暗号資産は、スワップサービス業者に直接送られ、スワップサービス業者はLedgerデバイスで保護されたアドレスにスワップしたばかりの暗号資産を送り返します。
このように、スワップが完了した瞬間から、新しく受け取った暗号資産を完全に制御することができるようになります。
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