MetaMaskとLedgerの統合が修正されました。 MetaMaskとLedgerの新しいパートナーシップにより、使いやすさとセキュリティを提供
重要なポイント: |
— 今年初めのChromiumベースのブラウザのアップデートにより、MetaMaskとLedgerの機能に問題が発生していました。 — Chrome上でLedgerとMetaMaskの連携が新たに構築され、再びシームレスに連携できるようになりました。 (MetaMaskをバージョン10.5.0にアップデートし、Ledgerのファームウェアもアップデートすることで、LedgerとMetaMaskの併用時にスムーズな署名フローが実現します)。 — LedgerとMetaMaskは、今後の共通のお客様の使いやすさとセキュリティを維持・向上のためのパートナーシップを締結しました。 |
MetaMaskとLedgerが再びシームレスに連動するようになりました。
今年初め、Google Chrome、Opera、BraveなどのブラウザエンジンであるChromiumが更新され、MetaMaskとLedger Nano暗号資産ハードウェアウォレットにおける通信へ影響を与えました。 そのため、Ledger NanoハードウェアウォレットでMetaMaskのアカウントを確保することは困難でした。 Web 3.0コミュニティ全体がこの影響を受けており、当社はMetaMaskと懸命に修正作業を行っていました。 今週、すべてのMetaMaskユーザー向けに修正が公開されました。 MetaMaskをバージョン 10.5.0にアップデートし、再びLedger Nanoと併用してご利用ください。
また、MetaMaskとLedgerが共通のお客様の利便性と安全性を維持・向上させるために、新たなパートナーシップを締結したことを発表します。
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何が問題だったのでしょうか?
2021年5月にChromeとBraveという2つの人気ブラウザが何らかのアップデートを行い、MetaMaskとLedgerのコミュニティのそれまでの連携方法に問題が発生しました。 事実、MetaMaskがハードウェアウォレットと通信するためのAPIをブラウザ各社が非推奨とするのは今回が初めてではありません。 このアップデートにより、LedgerとMetaMaskの連携に必要な認証方法に制限が追加されました。
幸いにも、Ledger Liveとの連携機能が開発されていたため一部のユーザーには対応できましたが、それでも多くのLedgerユーザーがMetaMaskウォレットを接続しようとする際に不便な状態が発生していました。
修正について
最も一般的なハードウェア/ソフトウェアウォレットであるMetaMaskとLedgerは、接続方法を可能な限りシームレスでわかりやすくするため、この接続問題を修正するためにここ数カ月間協力し合ってきました。
MetaMask Extensionバージョン10.5.0では、LedgerとMetaMaskを併用できるようLedgerサポートをバージョンアップしました。 Ledgerを一度接続できたら、それで操作は完了です。 これまでのLedger Liveアプリにブリッジする方法から移行し、LedgerデバイスとMetaMaskの直接のスムーズな連携を活用することで、さらに安定した接続と再接続、安全性を確保するための強固なセキュリティが実現しています。
また、MetaMaskとLedgerは共有するユーザーコミュニティに最高の体験を提供するために新たなパートナーシップを締結しました。 商品の連携には、優れたユーザーエクスペリエンスを維持するために、双方に十分なドメインの専門知識が必要となります。 新しいパートナーシップ契約が締結されたことで、MetaMaskとLedgerチームが緊密に連携し、ハードウェアウォレットユーザーの皆さまに素晴らしい体験が提供できるようになるでしょう。 さらなる機能向上と改善を予定しています。
新しいMetaMask / Ledgerの連携機能の一部は以下の通りです。
- 標準接続フロー:ChromeでMetaMaskとLedgerを接続するのがさらに簡単になりました。
- Ledger Liveの切り替え: Ledger Liveの使用を停止したい場合は、設定でオフにしてウォレットの「Connect Hardware」からWebHIDと再接続してください。
- Ledgerデバイスの接続:MetaMaskはLedgerデバイスを記憶していますが、何らかの理由で記憶されなかった場合もトランザクションから再接続することが可能です。 再接続のためにトランザクションを一時停止したり、キャンセルしたりする必要はありません。
ガイド
手順は簡単です。 MetaMaskを最新版(10.5.0)にアップデートすることで、上記の機能を使用できます。 また、「Advanced Settings」で「Preferred Ledger Connection Type」が「WebHID」になっていることを確認してください(既定の設定)。
MetaMaskで、Ledgerのハードウェアウォレットをインポートするには、ETHアプリを開いて「Connect Hardware Wallet」をクリックします(先ほどと同じ操作)。 この時ポップアップが表示されたら、お使いのデバイスを選択して「Connect」をクリックしてください。 アドレスのリストが表示されたらインポートするアドレスを選択してください。
乞うご期待! MetaMaskとLedgerの両社はさらなるデザインとユーザーエクスペリエンスの向上に取り組んでおり、近日中に詳細を公開します。
今年は両製品の使用に問題が発生し、申し訳ございませんでした。 今後このような問題をできるだけ早く解決し、改善して行くことを目的に、新しいパートナーシップが結ばれました。
ユーザーの皆さまのセキュリティが最優先事項です。
今後ともよろしくお願いいたします。
MetaMask & Ledger